「『安倍元内閣総理大臣国葬儀の厳粛かつ安全な実施を求める声明』記者会見2022年9月15日」 AJER2022.9.20(x)

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『安倍元内閣総理大臣国葬儀の厳粛かつ安全な実施を求める声明』
記者会見2022年9月15日

発言 発起人

<声明文>
安倍元内閣総理大臣国葬儀の厳粛かつ安全な実施を求める声明

令和4年7月8日、安倍晋三元内閣総理大臣が、参議院議員選挙の遊説中、白昼公然と
殺害されるという、わが国憲政史上に重大な汚点を残す事件が発生した。この衝撃的事
件を受けて、政府が元総理の国葬儀実施を決定したことは、本件のごとき凶悪な犯行を
二度と許さないという国民的決意を明らかにする目的をもった至当の判断であり、我々
は、衷心から政府決定を支持するものである。他方、国葬儀実施に対し、一部野党、弁
護士、研究者等が反対の意見を表明し。その中止を求める街頭行動や訴訟提起等を繰り
返す事態も見られる。国葬儀に際しては、内外の重責を担う多数の参列者が参集するこ
とが予想され、その厳粛かつ安全な実施は国家安全保障の観点から極めて重大な責務を
帯びるものとなるところ、上記のごとき一部人土の行動は、真に憂慮すべきものである。
よって我々は、国民各位並びに政府に対し、元総理国葬儀の意義を明らかにして、その
厳粛かつ安令な実施を求めるため、以下のとおり声明する。

1 国葬儀実施の正当性
本件犯行は、わが国憲政史上重大な汚点となる歴史的凶事である。その犯行動機及び犯行手段は、本来の
動機である宗教団体に対する怨恨とはかけ離れた理由で、自作した銃器様凶器により、著名政治家を標的
とするものであって、動機及び手段の両面において模倣性が高く、際限なくテロ行為が広がる危険を孕むも
のである。したがって、その予防、再発防止は、国家安全保障の観点からも、国民生活の安全保持の観点
からも、極めて重大な国民的関心事であり、政府及び国民が一体となって、二度とかかる凶事を許さない
という強い決意を宣明することが求められる。この朧点において、元総理の国葬儀を実施することは、突然
の非業の死を遂げた故人に対する哀悼の意を表明するという、人間として自然な感情発露の表現を通して、
本件のごとき事件の再発を断じて許さないという強い国民的決意の表明となるものである。したがって、
国葬儀実施を決定した政府の判断は至当であり、すべての国民がこの政府の判断を支持することが望まれる。

2 反対意見に根拠のないこと
他方で国葬儀実施に反対する一部人士の主張は、法的根拠を欠くこと、個人に対し事実上弔意を強制する
契機があること、地方公共団体等において強制と受け取られる動きが見られること等を根拠とするもので
あるが、これらはいずれも実施の手続ないし方法の問題に帰着するのであって、実施自体を否定する理由
にはならない。いかなる個人に対しても弔意の表明を強制する二とはできないが、上記国葬儀実施の至当性
にかんがみ、元総理に対し国民的な哀悼の意を表明することを望む内外の圧倒的多数の自然な感情は、十分
に尊重されなければならない。

3 国民各位の理解の重要性
国葬儀実施に際しては、その性格上も、また、内外から重責を担う多数の参列者が参集
することが予想されるという観点からも、これが厳粛かつ安全に実施されることが極め
て重要である。萄も、一部人士の軽挙によってその静謐が損なわれたり、悪意をもった勢
力によって参加者の安全が脅かされたりするような事態は、断じて許されてはならない。
そのためには、政府において国葬儀の安全な実施に万全を期すことはもちろんのこと、
国民各位においても、些かも一部人士の軽挙妄動に踊らされることのないよう、国葬実施
の意義を真に理解することが求められる。

4 提言
よって我々は、国家安全保障と国民生活の安全保持に強い関心をもつ法律家及び元自
衛官の立場において、国民各位並びに政府に対し、次のとおり提言する。
(1) 国民各位におかれては、元総理国葬儀の意義を真に理解し、一部人土の軽挙妄
動に動ずることなく、各位の立場において、国葬儀の厳粛かつ安全な実施に協力
すること。
(2) 政府においては、改めて国葬儀実施の意義を明確にし、国民各層に対し安心感
を醸成するとともに、その安全な実施に些かの遺漏もないよう、万全を期すこと。

令和4年9月15日

元自衛官賛「司者
田母神俊雄(元航空幕僚長)
火箱芳文 (元陸上幕僚長)
佐藤和夫 (元一等陸佐、英霊の名誉を守り顕彰する会会長)
矢野義昭 (世話人、元陸将補、(一財)日本安全保障フォーラム会長)

法律家賛同者
高池勝彦 (弁護士、(公財)国家基本問題研究所副理事長)
荒木田修 (弁護士)
尾崎幸廣 (弁護士、元釧路地検検事正)
稲田龍示 (弁護士)
岡島 実 (世話人、弁護士、元日弁連人権擁護委員会副委員長)

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